2008年03月13日
姫路城平成の修理
〈2009/6/1 追記:最新の修理情報は【姫路城修理情報 一覧】コチラをご覧下さい〉
先日「姫路城基礎ゼミナール」で
「姫路城大天守保存修理事業基本方針(報告)H20.3.7付」
(通称:平成の大修理)
の資料を頂き、細かい説明も受けました
報道発表された内容だと『で!天守はいつ隠れるのだ!!』等
私が気になっていた事を書きます
一番気になるのが『天守が隠れる時期は?』ですが
「大天守」の工期は平成21年秋から26年を予定していますが
資材を運ぶ為の足場や素屋根の基礎工事等の、後に
素屋根の工事にかかる為、予想では平成22年に入った頃から、天守が隠れるそうです。
あくまでも予定ですので.....早くなったり、遅くなったりします。
姫路城の大天守を観る為に来城される方は「平成22年春」までにお越し下さい。
〈2009/4/6 追記:平成21年10月から補修工事に着手するみたいです〉
〈2009/5/25 追記:平成22年春頃から、大天守は隠れて行くそうです〉
工事期間中は見学制限もあります、大天守の華麗でダイナミックな姿は観れませんが
「修理に影響のない範囲で修理期間中も大天守は公開」しております
工事中の姫路城なんて滅多に観れません♪
バリアフリーに縁遠い姫路城ですが「大天守の修理」見学室は
車いすのご利用が可能です。
※車椅子をご利用の方は介助者とお越し下さい との事
(一般の人も、見学室への立ち入りは事前申し込みが必要 らしぃ)
(見学用エレベーターについて:入城料(大人600円)とは別に課金する方向で検討中)
皆様のご来城、お待ちしております。
あと......勘違いされている方が.....たまにいらっしゃいまして.....
「大天守」にエレベーターは付きません!!
素屋根(工事の足場に囲いと屋根が付いたヤツ)にエレベーターが付きます。
ですので、工事が終わると、エレベーターも撤去されます。
《補修工事で気になった点》等
1.工期が「3年」から「5年」に延びた理由は?
『調査の結果、大天守の瓦の全面葺き替え(瓦のほぼ再利用可)が必要と解った為
瓦の全面葺き替えは時間がかかる為』
工期が延びたそうです。
2.「何故?姫路市がお金を出すの?」
前回の「昭和の大修理」は国が工事を実施しましたが
今回の「平成の修理」は姫路市が実施します(管理団体:文化財保護法34条の2)
『市民の皆様にはご負担をおかけしますが
ご理解 ご協力 よろしくお願いいたします』
っておしゃってました
3.「概算事業費28億円の内訳は?」
総経費内訳:素屋根工事費12億6千万円・補修工事費15億4千万円
財源内訳 :姫路市一般財源35%・国庫補助金65%
4.「あれ?姫路城って世界遺産ですよね?ユネスコからの補助金は?」
『ユネスコからの補助金は出ません』
『ユネスコ世界遺産というのは「名誉職」のようなもので.....
今回の補修に関しては一切出ません』
っておしゃってました
5.「昭和の時のように、解体修理はしなくて良いの?」
『建物は300年とか大丈夫なのですが...
瓦屋根は...50年くらい毎に葺き替えが必要なんです.....』
っておしゃってました
6.「大天守の修復作業を見れる場所って?」
エレベーターホールから、大天守の土台になってる石垣が見えます。
エレベーター上昇中に、修理工事中の様子が見えます。
5層部分「見学室1」大天守の屋根が見えるところに「見学室2」が設置されます
工事内容
壁面修理:1・2・3層部分 表面からの漆喰の修復
4・5層部分 下地から修理
軒先、破風、懸魚等は上塗り修理または下地から修理
屋根修理:全面葺き替え(瓦はほぼ再利用可)
瓦留め(釘または銅線による補強)
目地漆喰の全面修復
構造補強:耐震性能の向上のため、建物内部の構造補強(床組の補強ほか)
(4・5・6層部分対象)...4・5・6階って事なのかな.......。
仮設工事:素屋根方式
(工事作業とは別に修理見学用スペースを設置)
資材搬入:原則資材および機材等は「喜斎門」周辺から搬入
作業関係者の出入り口も同様
資材の搬入等、修理工事に関する導線は「喜斎門」からとする。
「大天守」への資材搬入は「帯の櫓」をまたぐ「構台」を設置して「備前丸」へ搬入
作業への影響、安全を考慮し、工事内容、工事場所に応じて適宜見学制限を加える
だそうでございます。
《喜斎門から観た、姫路城大天守と帯の櫓》資材等の搬入口
「東門登閣口」付近にある「喜斎門跡」と記されている場所周辺で撮影しました
工事中の外観・エレベータが付いた素屋根断面図・見学室
のパースのコピー持ってるんですけど.....
掲載許可もらってないので.........m(__)m
先日「姫路城基礎ゼミナール」で
「姫路城大天守保存修理事業基本方針(報告)H20.3.7付」
(通称:平成の大修理)
の資料を頂き、細かい説明も受けました
報道発表された内容だと『で!天守はいつ隠れるのだ!!』等
私が気になっていた事を書きます
一番気になるのが『天守が隠れる時期は?』ですが
「大天守」の工期は平成21年秋から26年を予定していますが
資材を運ぶ為の足場や素屋根の基礎工事等の、後に
素屋根の工事にかかる為、予想では平成22年に入った頃から、天守が隠れるそうです。
あくまでも予定ですので.....早くなったり、遅くなったりします。
姫路城の大天守を観る為に来城される方は「平成22年春」までにお越し下さい。
〈2009/4/6 追記:平成21年10月から補修工事に着手するみたいです〉
〈2009/5/25 追記:平成22年春頃から、大天守は隠れて行くそうです〉
工事期間中は見学制限もあります、大天守の華麗でダイナミックな姿は観れませんが
「修理に影響のない範囲で修理期間中も大天守は公開」しております
工事中の姫路城なんて滅多に観れません♪
バリアフリーに縁遠い姫路城ですが「大天守の修理」見学室は
車いすのご利用が可能です。
※車椅子をご利用の方は介助者とお越し下さい との事
(一般の人も、見学室への立ち入りは事前申し込みが必要 らしぃ)
(見学用エレベーターについて:入城料(大人600円)とは別に課金する方向で検討中)
皆様のご来城、お待ちしております。
あと......勘違いされている方が.....たまにいらっしゃいまして.....
「大天守」にエレベーターは付きません!!
素屋根(工事の足場に囲いと屋根が付いたヤツ)にエレベーターが付きます。
ですので、工事が終わると、エレベーターも撤去されます。
《補修工事で気になった点》等
1.工期が「3年」から「5年」に延びた理由は?
『調査の結果、大天守の瓦の全面葺き替え(瓦のほぼ再利用可)が必要と解った為
瓦の全面葺き替えは時間がかかる為』
工期が延びたそうです。
2.「何故?姫路市がお金を出すの?」
前回の「昭和の大修理」は国が工事を実施しましたが
今回の「平成の修理」は姫路市が実施します(管理団体:文化財保護法34条の2)
『市民の皆様にはご負担をおかけしますが
ご理解 ご協力 よろしくお願いいたします』
っておしゃってました
3.「概算事業費28億円の内訳は?」
総経費内訳:素屋根工事費12億6千万円・補修工事費15億4千万円
財源内訳 :姫路市一般財源35%・国庫補助金65%
4.「あれ?姫路城って世界遺産ですよね?ユネスコからの補助金は?」
『ユネスコからの補助金は出ません』
『ユネスコ世界遺産というのは「名誉職」のようなもので.....
今回の補修に関しては一切出ません』
っておしゃってました
5.「昭和の時のように、解体修理はしなくて良いの?」
『建物は300年とか大丈夫なのですが...
瓦屋根は...50年くらい毎に葺き替えが必要なんです.....』
っておしゃってました
6.「大天守の修復作業を見れる場所って?」
エレベーターホールから、大天守の土台になってる石垣が見えます。
エレベーター上昇中に、修理工事中の様子が見えます。
5層部分「見学室1」大天守の屋根が見えるところに「見学室2」が設置されます
工事内容
壁面修理:1・2・3層部分 表面からの漆喰の修復
4・5層部分 下地から修理
軒先、破風、懸魚等は上塗り修理または下地から修理
屋根修理:全面葺き替え(瓦はほぼ再利用可)
瓦留め(釘または銅線による補強)
目地漆喰の全面修復
構造補強:耐震性能の向上のため、建物内部の構造補強(床組の補強ほか)
(4・5・6層部分対象)...4・5・6階って事なのかな.......。
仮設工事:素屋根方式
(工事作業とは別に修理見学用スペースを設置)
資材搬入:原則資材および機材等は「喜斎門」周辺から搬入
作業関係者の出入り口も同様
資材の搬入等、修理工事に関する導線は「喜斎門」からとする。
「大天守」への資材搬入は「帯の櫓」をまたぐ「構台」を設置して「備前丸」へ搬入
作業への影響、安全を考慮し、工事内容、工事場所に応じて適宜見学制限を加える
だそうでございます。
《喜斎門から観た、姫路城大天守と帯の櫓》資材等の搬入口
「東門登閣口」付近にある「喜斎門跡」と記されている場所周辺で撮影しました
工事中の外観・エレベータが付いた素屋根断面図・見学室
のパースのコピー持ってるんですけど.....
掲載許可もらってないので.........m(__)m
Posted by もこ at 11:40│Comments(0)
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